トップメッセージ

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世界トップレベルの高収益企業を築き、社会に貢献し、
世界から尊敬を受ける企業を目指します。

株主・投資家のみなさまにおかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。
平素は格別のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申しあげます。

当社第84期事業年度(2022年1月1日から2022年12月31日まで)の世界経済・日本経済は、新型コロナウイルスの感染再拡大やロシアによるウクライナ侵攻、原材料や原油価格の上昇、半導体をはじめとする電子部品や材料等のひっ迫、輸送価格の上昇や配船の遅延、電気料金の値上げなど、先行きが不透明で予断を許さない状況が続きました。

このような状況の中、当社グループはカメラ用部品など需要が回復した製品の増産対応を進めたほか、ドキュメントスキャナーは政府・金融向けを中心に積極的な拡販活動を展開しました。期末配当金につきましては、日頃のご支援にお応えするために1株あたり30円と致しました。これにより、年間配当金は1株当たり60円となり、前期に比べ10円の増配となりました。

なお、宇宙関連分野におきましては、打上げから2年経過した当社製の超小型人工衛星「CE-SAT-ⅡB(シーイー・サット・ツービー)」と、打上げから5年半が経過した「CE-SAT-I(シーイー・サット・ワン)」の実証実験を順調に進めており、地上の高精細画像を日々撮影しております。また、衛星本体や内製コンポーネント、撮影画像の受注を順次開始しています。
当社子会社のスペースワン株式会社では、和歌山県串本町で日本初の民間企業が所有するロケット打上げ射場「スペースポート紀伊」を建設し、小型ロケット打上げサービスの開始を目指し、準備を進めております。

今後も経済の先行きは不透明で予断を許さない状況が続きますが、引き続き全社員の力を結集させ、業績向上へ取り組んでまいります。

今後ともより一層のご支援を賜りますよう、心からお願い申しあげます。

キヤノン電子株式会社
代表取締役社長
橋元 鍵