2019.10.22019年度グッドデザイン賞を2件受賞 歯科用ミリングマシン「CE-TOWER MD-500」がベスト100に選出

キヤノン電子のデザイン下記2件が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2019年度グッドデザイン賞」を受賞しました。このうち、歯科用ミリングマシン「CE-TOWER MD-500」は、特に高い評価を得た100件に贈られる「グッドデザイン・ベスト100」に選出されました。今回の受賞を励みとして、今後も性能とデザインを高度に融合させた製品づくりを続けていきます。

■ 歯科用ミリングマシン CE-TOWER MD-500

「CE-TOWER MD-500」(2020年1月発売予定)は、高剛性フレーム設計で5軸制御機構へ進化させたミリングマシンです。本体サイズもデスクトップ型へ大幅に小型化しました。
歯科医療の現場では、デジタルシステムを利用した補綴物 (ほてつぶつ)の機械加工が急速に進んでおり、今後の更なる発展のためには、大量製作を担える高速加工機の存在が重要となっています。歯科技工の効率化をより高めるために、弊社の工業用小型三次元加工機で培った技術を歯科用機器にも応用し、手仕上げ工数を低減し、高速・高精度な機械加工を実現します。※補綴物(ほてつぶつ)とは歯科治療に使用する人工物(ｲﾝﾚｰ、ｸﾗｳﾝ、ﾌﾞﾘｯｼﾞ、義歯、ｲﾝﾌﾟﾗﾝﾄなど)のことです。

■ 都会完結型生ごみリサイクルシステム「みどりくんプロジェクト」

「みどりくんプロジェクト」は、キヤノン電子株式会社と学校法人東京農業大学が連携して実施している「生ごみを肥料に変え、畑で野菜を生産して消費する」ということをすべて都会の中で行う都会完結型生ごみリサイクルシステムです。
弊社が2014年より販売しているバイオと温風乾燥を組み合せた脱臭・自動袋詰め機能付きの低コスト業務用生ごみ処理機より排出される生ごみ乾燥物を、東京農業大学の生ごみからわずか数時間で有機質肥料「みどりくん」を作る技術を用いて、肥料として再利用します。※「みどりくん」は、肥料取締法改正により2018年10月に「食品残さ加工肥料」という新規公定規格が施行され、有機質肥料として認められました。

■ 審査委員評価コメント
・CE-TOWER MD-500
手仕上げ不要の歯科技工を実現した革新性を高く評価した。高精度な工作機械の機能を有しながら、コンパクトかつ、無駄のないスタイリングを実現している点が素晴らしい。大型LEDインジケータや大きな透明窓により状態確認も容易である。また、ドアにダンパーが内蔵されているため、ドア開閉の感触も心地よさと安心感がある。視覚的にも触感的にも使用環境や使用者への配慮が行き届いたデザインと言えよう。

・都会完結型生ごみリサイクルシステム「みどりくんプロジェクト」
都市と分断されてしまいがちな農業をより身近にする新しい製品開発。都会において完結する循環型ビジネスの創出を高く評価する。より魅力的に多くの人々に伝わるようよりコミュニケーションデザインの力を活かしていってほしい。

<受賞製品の展示について>
今回の受賞製品は、グッドデザイン賞の受賞展示イベント「グッドデザインエキシビション2019」(東京都港区・東京ミッドタウン／10月31日～11月4日)に、展示される予定です。また、グッドデザイン賞の審査委員が、自分のお気に入りや注目する受賞デザインを紹介する展示企画「私の選んだ一品」にも選ばれ、受賞展に先駆けて、受賞発表日の10月2日(水)より10月25日(金)まで、東京ミッドタウン・デザインハブにて開催します。

<グッドデザイン賞とは>
1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
（出典：グッドデザイン賞ウェブサイト　http://www.g-mark.org/　2019年10月1日時点）

<受賞製品への問い合わせ先>
キヤノン電子株式会社　環境機器事業部
〒105-0011　東京都港区芝公園3-5-10　　TEL：03-6910-4128
E-mail: environment@canon-elec.co.jp　　URL：https//www.canon-elec.co.jp/