2025.6.13超小型人工衛星CE-SAT-Iの運用終了について

2025年6月13日
キヤノン電子株式会社

　キヤノン電子が自社開発・製造した超小型人工衛星初号基CE-SAT-Iは、軌道離脱に伴い、5月17日に大気圏に再突入し、運用を終了しましたのでお知らせいたします。
　2017年6月23日、ISRO*1のPSLV-C38 ロケットよりCE-SAT-Iを打上げ、日本初の民間企業による自己資金での人工衛星打上げに成功しました。その後約8年間にも及ぶ自社運用による実証実験を通じて、衛星設計の軌道上検証、地上局開発*2および衛星運用のノウハウや衛星テレメトリデータ*3の解析技術の取得、地球や天体の撮影など、多くの成果をあげてきました。
　初号基開発・運用において外部よりご指導ご協力いただきました皆様に改めて感謝申し上げますとともに、これまで積み重ねてきた実績を、今後の人工衛星開発および運用に活かして参ります。

CE-SAT-Iから撮影した画像

＊1　Indian Space Research Organisation（インド宇宙研究機関）
＊2　人工衛星とのデータ送受信用アンテナ施設等の開発および衛星管制用の地上局ソフトウエアの開発
＊3　衛星に搭載されている、各機器の状態を表すデータおよび各センサ等の検出値を表すデータその他のこと。

CE-SAT-Iの概要　キヤノン電子ホームページ
（https://www.canon-elec.co.jp/space/）

<お問い合わせ先>
キヤノン電子株式会社 衛星事業推進部