News Release

2022.1.27当社製の超小型人工衛星「CE-SAT-IIB(シーイー・サット・ツービー)」にて撮影した新たな画像「2020年ドバイ万博」を公開しました

2020年10月に打ち上げに成功した当社製の超小型人工衛星「CE-SAT-IIB(シーイー・サット・ツービー)」は、現在も実証実験を継続しており、地上500㎞上空から数々の高精細画像の撮影に成功しています。
この度、「CE-SAT-IIB」で撮影した新たな画像「2020年ドバイ万博」を公開いたしました。
ドバイ万博は、中東及びアフリカ地域では登録博としては初めての開催となる国際博覧会です。開催期間は2021年10月1日~2022年3月31日の182日間、191カ国が参加、約2500万人の来場者が見込まれています。当初の開催予定は2020年でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響に鑑み、約1年の延期となりました。

「CE-SAT-IIB」搭載の超高感度カメラから撮影した万博会場

「CE-SAT-IIB」衛星搭載の超高感度カメラ(口径200mm望遠鏡)が撮影した夜間と昼間の万博会場です。夜間画像ではひときわ華やかな光を放つ会場の様子が、昼間の画像では砂漠の中に機能的に設計された街並みがよく見えます。

CE-SAT-IIB搭載超高感度カメラ撮影 ドバイの街と万博会場(夜間)撮影日2021/10/11

CE-SAT-IIB搭載超高感度カメラ撮影 ドバイの街と万博会場(昼間)撮影日2021/10/15

ドバイは「未来の都市」と呼ばれ、繫栄する世界市場として成長し続けています。「夜間光」はその土地の夜間の経済活動を示すと考えられ、可視化することで様々なことが分かります。衛星画像データ利用の拡がりがますます期待されます。

キヤノン電子では超小型人工衛星本体、衛星コンポーネントについて受注を開始しています。また、CE-SAT-IおよびCE-SAT-IIBの画像の販売もしています。30,000枚を超えるアーカイブの中からユーザーが必要とするシーンの画像を提供することが可能です。いくつかの利用シーンを想定した、都市部、沿岸部、河川、農地等のサンプル画像の準備もありますので、ご利用をご検討の際にはお問い合わせください。
https://www.canon-elec.co.jp/news/post-5235/#post

今後とも、キヤノン電子グループの宇宙事業への取り組みにご期待ください。

<お問い合わせ先>
キヤノン電子株式会社 衛星事業推進部
E-mail: ssl@canon-elec.co.jp

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